今年もGWが開始。GWが開始ということは,会社の独身寮から今の住居に引っ越してきて1年が経過したということでもある。ここ1年,引っ越しを契機に生活は良い方向に一変した。というのも,社内事情になるので大まかにしか言えないが,別に転勤とかでもないのに会社都合での引っ越しだった上に,理由として前例のないケースでの引っ越しだったため,あらゆる社内規定から外れた引っ越しとなり,その結果,家賃等の条件について「常識の範囲内での物件だと上長が承認すればよい」という破格の条件での引っ越しだったからだ。
その条件が決まってからの自分はすごかった。恐らく,ここ1年の業務で最も精力的に動いていただろう。上長の首さえ縦に振らせればよい,その一心であらゆる物件サイト,社内規定を引っ張り出してきて,自分の要求に妥当性があることを示す資料を作り続けた。特にSUUMOのこの辺りにこの間取りで住む人たちの平均の家賃みたいなのを算出してくれる機能には助けられた。うまく範囲等を設定することで,絶対そんな家賃を払ってる人はほとんどいないだろ、みたいな平均値を作り出すことに成功した。恣意的なデータの抜出しは研究倫理的にはアウトだが,こと家賃交渉に適用されるわけではない。ありがとう,日本学術振興会の研究倫理e-ラーニング。君のおかげで自分はまた一つ,成長できた。
結果的に,一人暮らしなのにファミリータイプの広い1LDKに,冷蔵庫,エアコン,洗濯機,電子レンジは会社負担でリース品貸与可能,契約は会社の総務が代理で行わず,各個人で行う(賃貸会社との契約に含まれるネット代無料や,U-NEXTアカウント付与などの特典を受け取るため)などの条件を飲ませることに成功した。その上,会社の独身寮の規定に沿った条件での家賃負担額(月10,000円弱で光熱費負担なし)は継続,という条件も勝ち取った(これまでは,独身寮から退寮するとどのような理由であれ原則,家賃負担額が大幅に増える規定になっていた)。これは完全勝利と言えよう。
後ついでに引っ越しによって通勤時間が100分から20分になったりと,とにかくいいことづくめの引っ越しを終えて1年。家が近くなったこともあり,早く帰ろうと思えば早く帰ることのできる環境になったため,残業をするのもバカらしくなり,ここ1年は残業もほとんどせず,家に帰ってはのんびりアニメを見たり,絵を描く余暇の時間をかなりとれるようになった。最高の環境の変化である。わくわくインターネットだって更新できるようになったし。
そしてどうやら,来月にはあの忌々しき独身寮もついに解体されるらしい。あの,本社勤務かつ独身の男性のみが基本的に住むことのできる独身寮,裏を返せば,本社勤めができるくらいにキャリアを積んでいるのに独身,という,まあ正直こういうことを言ってはいけないのかもしれないが「変わった人」ばかり住んでいた独身寮。壁が薄いのに全力でえづきながら歯磨きをするおじさんが多く住んでいるので,朝おじさんのえづきの輪唱で目覚めることになる独身寮(しかもおじさんなので朝早い)。共有の洗濯機で,洗い終わった洗濯物をしばらく取り出さないと,自分の洗濯物を洗いたいからと前の人の洗濯物を床に投げ捨てるおじさんが何人もいた独身寮。基本的に鍵をかける習慣がないので,空き部屋に退職して次の就職先が決まってない人が勝手に住んでいたことのある独身寮。ロクな思い出がないな。そんな独身寮とも,遂にお別れだ。感慨は……全くないと言っても嘘にはならない。学生フォロワーにおかれても,独身寮完備の会社には気を付けた方がいいと思う。独身寮って多かれ少なかれ,終わっているので。