2026/03/09~2026/03/15

近Switchのダビスタをちょくちょくやっている。Switchのダビスタはシリーズの中でも難易度が高い(らしい)。具体的に何が難しいかというと、かなり馬群に呑まれる確率が高い。差し馬どころか逃げ・先行の馬でさえ、馬群に呑まれ一度も前に出られずほぼほぼ最下位、みたいなことがまあまあの確率で起こる。これは新聞の印が◎でグリグリになっていても関係なく発生するし、敵味方関係なく発生するので、逆に同じレースに出走する名馬がボロボロに負けることもある。良く言えば一発逆転がある、悪く言えば安定して勝つことができない。

そんな難易度だからこそ、購入後すぐのプレイでGⅠどころか、GⅢ、ひいては○勝クラスですら安定して勝てなかったため、やる気を失い即封印。その後も中々やる気が起こらず、買って数年間ほとんど放置していたが、最近個人的に競馬熱が高まってきたこともあり、奥の手(ズルとも言う)セーブ&リセットを駆使してゲームを進めている。牧場運営9年目にして、凱旋門賞を制覇し、順調にゲームを進めている。はやかわファーム(冠名 牝馬:ハヤノ~ 牡馬:~オハヤカワ)(顕彰馬 ハヤノリーフGⅠ7勝、ハヤノコメットGⅠ9勝、プリーズオハヤカワGⅠ14勝、通算24戦24勝 グレイトオハヤカワGⅠ6勝)は9年で7回の年度代表馬を獲得する、害悪牧場として今日もダビスタの世界で価値を積み重ねている。

そんな順調に牧場経営を進める最中、牧場スタッフがある提案をしてきた。

「ジャパンオハヤカワですが、気性が荒いせいかレースで能力を出し切れていないようです。思い切って去勢してみてはいかがでしょうか?」

騙馬。去勢された牡馬のこと。気性を落ち着ける効果があるが、種牡馬になれない、また牝馬・牡馬限定船などの一部のレースに出走できなくなる。去勢。生殖器の除去。

騙馬自体は競馬をある程度たしなんでいるわけだし知っている。日本の競走馬においてはそこまで多いわけではないが、競馬新聞をみていれば「セン」という表記はちょくちょく見かけるし、香港競馬などはかなりの割合で去勢をしている(らしい)。馬を勝たせるため、競走馬としての馬生を良いものにするために行う行為なのはわかっているし、これまであんまり深く考えていなかったため、競馬界にはそういう風習がある、くらいの認識だった。

ただし(ゲームとはいえ)牧場を運営し、去勢の実行を判断する側の立場になって、初めて思った。「自分が能力があがることを理由に、去勢を提案されたらどうだろう」と。強くなるため、気合を入れるために、差し出すのが高々髪の毛(坊主)程度の人間からすると、能力の向上のために自分のシンボルを差し出すなんて、さすがに見合ってないというか、あまりにもありえなさすぎる提案だと思った。「はやかわくんは落ち着きがなく、仕事に集中できていないようです。思い切って去勢してみてはいかがでしょうか?」ヤバすぎる。許されない。そんなことのために提案するんじゃない。俺の頭の中には、いつしか5chの動物スレか何かで見た、去勢された後に、元々「あった」場所を触って、唖然とするネコのGIF動画が浮かんでいた。数多の競走馬、センの意味を軽く考えていてごめん。あの時の猫、笑っちゃってごめんな、そりゃそうなるよな。

飼育されている動物に対して、割と当たり前のように行われている「去勢」について、ダビスタを通して改めて考え、ムズムズする気持ちになった週末であった。

ちなみに、その後ジャパンオハヤカワは去勢を行った。去勢後、びっくりするくらい成績は安定し、天皇賞(春)、天皇賞(秋)(2連覇)とGⅠ3勝の成績を残した。金玉と引き換えに手に入れたGⅠ3勝と約8億円の総賞金。どちらの方が価値があるのかは、自分にはわからなかった。