2023年1月の面白かったもの

備忘録用

・2022年のM-1関連

2023年1月分じゃないけど。M-1準決勝で「こんなキモイ姉妹がいたら図鑑に載るぞ」って言われた時の演技派俳優みたいなタバやん。の表情

・2022年12月29日 よしもと漫才劇場 今井らいぱち
2023年1月分じゃないけど。R-1準決勝でもやってた3つの関門を突破すればギャグができるってやつ。配信とかで見ても面白いけど、「できない」を主軸にやるネタはことさら生で見るのが面白い。最後の1/10の確率のくじで当たりを引けばOKというキメのところで、勢い余ってくじ用の棒を客席まで飛ばすという信じられないようなミスをしたところでめちゃくちゃ笑ってしまった。
後関係はないけど、トップバッターの三遊間があまりネタを普段見ないようなお客さんが入る年末公演でゴリゴリの野球ネタをかけて微妙な空気になっていたのが面白かった。途中でマイナーな外国人選手(誰だっけ、アッチソンだったかな)の名前を出して「もうそこまで行くと誰も知らんねん」っていうくだりがあるんだけど、その前の阪神の有名選手の名前を出す段階で既に客席が「誰だよ……」みたいな空気になっていたので、結果として皆目見当違い(←これいい言葉ですよね)なツッコミをしてしまっていることになっていたところがめちゃくちゃ面白かった。

・2023年1月1日 とても怒るお見送り芸人しんいち

正月らしさのかけらもない動画でよかった。

・2023年1月3日 ダイヤモンド no 寄席
内輪ノリの、お笑いスケベ向けの究極の寄席だった。去年は野澤輸出が骨折のため、パネル出演だったけど、今年はその逆で野澤(とガク)以外がパネルになるとはな……。川北パネルの首が綺麗に飛んでいくところが一番面白かったな。

・2023年1月5日 ウエストランドのオールナイトニッポン
奇人河本入門編って感じでとっつきやすくてよかった。ぶちラジネームをボケでもなく被せられるのは一種の才能でしかないと思う。

・2023年1月7日 ケビンス no 寄席
実質ダイヤモンド no 寄席では? 一生分のちゃんぴおんずを見た気がする。こういうジャズみたいな即興おもしろになると川北の強さが目立ちますよね。満を持してあんなにこすり倒していた「ちゃんぴおんず」の出番でひわちゃん一人しか出てこずに今までで一番ぎこちないちゃんぴおんずが始まったところでで腹抱えて笑っちゃった。ユウィゴットゥーエンターエンターlet’s goンッアンンアッンンアッンンア♪ ←これ最近ずっと口ずさんでいます。 これは関係ないけど個人的にはこの裏の囲碁将棋 no 寄席があまりハマってなかったのが悲しかったな。

・2023年1月8日 チャンスの時間
クズかわいい笑点! にう大をツモってきたスタッフを褒めたい。コットンが来た回に競るくらい最高のメンバーだった。ただ今回のMVPは途中から感覚がバグってきて「勃起鴉(ぼきがらす)」であり得ないくらい笑ってたえなこちゃんだったな。

・2023年1月12日 アルコ&ピース平子 剛力ダンス

何故か数年の時を経てオススメに上がってきた。おもしろい。

・2023年1月13日 カミナリの記録映像

俺はきしたかののYouTubeの次はカミナリのYouTubeが来ると思っている。グレープカンパニーに所属する前、ネタ動画を送れと言われてラップのPVを送り返したエピソードからも思うが、あまり芸人らしい下地がないのでいい意味で芸人の企画っぽくない変な視点からの企画が多い。芸人のYouTubeで「ジーコサッカー」と「SM調教師瞳」の企画を何本もやるのは尖りすぎている。そんな中最近やっているのが、スーパードンキーコング2の天才作曲家で知られるデビットワイズの曲を聴くという動画。たくみ(ツッコミの方)が、ドンキー2の曲が好きらしく、まなぶ(ボケの坊主の方)にゲームをプレイさせてその間たくみが曲を堪能するという構成なのだが、まなぶがあまりゲームが上手くないため、曲のいいところでゲームオーバーになって曲が聴けない、というどういう作家がついたらこういう企画が出てくるんだという企画になっている。意図せずボーナスステージに突入して曲が中断するも、ボーナスステージなので怒るに怒れない雰囲気が出ているところが面白かった。

・2023年1月16日 空気階段の踊り場
「ギンダチボンバー」という昔異性との興奮するシチュエーションがあった時に、その時はそっけない反応をしたけど、実際には「ギン立ち」だった、というエピソードを語るコーナー。最近このコーナーで「もう何十年も前の話ですが、高校生の頃……」のように、年配の方のめちゃくちゃ昔の話のはずなのに、エロいことが絡むからかやけに鮮明に語られる、味のありすぎるエピソードが増えてきていたのだが、今回遂に65歳のリスナーからメールが来ていて笑ってしまった。ラジオネーム「玉白髪」も深みがありすぎるし、「50年前、高校生の頃です!」の語り出しも面白すぎる。将来こういう深みのあるエピソードが語れるような老人になりたい。

2023年2月22日 メテオラ
ヤーレンズの「あれ君かぁ!」のネタがよかった。楢原が世の中に存在はしているけど実態の見えてこない人をボケでやって、出井ちゃんが「あれ君かぁ!」とツッコミを入れる大喜利タイプのネタだったんだけど、「お笑い芸人のテレビでの発言を絵に描いてTwitterにあげる人」という明らかにこういうライブを見に来る人と層が被ってるところをいじった瞬間若干空気が変な感じになったのが面白かった。

2023年1月24日 ランジャタイのがんばれ地上波!

高野のキレ芸って上手いことは言ってないし、なんなら状況説明しているだけのことも多いのに、その説明を表情とか悲哀とかで面白いところまで持っていくのが上手いというか、いい塩梅のバイブス感が今までのキレ芸芸人と一線を画していてすごい。

俺が水飲んでる時の写真だー!
お金無いから水でお腹膨らませようとして
公演の水道水をずっと飲んでる時の
俺じゃねえかよ!
悲しいなあ こんな写真
半ズボンなのか長ズボンなのかわかんねぇ
丈のズボン履きやがって
気持ちわりぃ!

本当にすごいバイブス。

もう最後の方はみんなテンションがおかしくなってきていて全員が若干トランス状態に入っていたんじゃないかってくらい凄い回だった。3週ぶっ続け企画の2週目の放送だったけど、前回を見ていなくてもこの回は見た方がいい。

2023年1月25日 ラヴィット!

本当にいい画像。

2023年1月28日 三八紳士と緞帳淑女
人間横丁目的で見に行った。人間横丁、このネタはどこから着想を得ているんだろうというネタが多くて最高。この日のネタは「涙を使えるものにしたい」。俺は面白いと思ったことをメモに書き溜めていくのを習慣にしているんですけど、似たようなことを昔メモしたような記憶があって終演後自宅のメモを漁ったら「アニメのキャラの涙を貯めておいて雨不足で悩む夏の四国を救ってやりてえ~どうせうどんを練るために使うんだから塩味もあってちょうどいいだろ」っていうクソキモ大学生オタクがしそうなメモが出てきて悲しくなっちゃった。こういう系統のネタって学生芸人に多い気がするんだけど、人間横丁は学生お笑いのバックボーンをほとんど持っていない気がするし、どこでこういう道に辿り着いたのかめちゃくちゃ気になるな。少し前にGERAで期間限定のラジオ、最近ちょくちょくStand FMでラジオをやっているけど、あまりニンが見えてこないし。これからも追っていきたいコンビです、人間横丁。
ただ、今回はシシガシラが一番面白かったな。ハゲネタの新星。俺はトレンディエンジェルのガチアンチで、フットの岩尾やアンガールズの田中をバラエティでいじる流れのガチアンチなんだけど、これはここ最近の配慮、多様性に逆行しているからという意味合いでは全くなく、ハゲはハゲてる時点で面白いというある種のおこがましさの上に、ハゲをいじる側がハゲであるという事実のみをオモシロの対象にして、角度を付けることをしてこず、もう草も生えていない荒道を何十年も歩き続けているあの甘えが嫌いだからなんですよね。そこでシシガシラのネタを見ると、ハゲに甘えることなく一つロジカルを乗っけてくるので、ロジカルで笑い、しかもロジカルを用いてわざわざ論じているのがハゲという二重の面白さが生まれてくるんですよね。今回のネタもハゲネタのハゲているハゲていない論争、これはよくあるシステムだけど、区民プールでスイムキャップを持ってこなかったら泳げなかった、スイムキャップを使う理由は髪の毛が水中に落ちないように、排水溝に髪の毛が巻き込まれないようにするため、ということは俺は実は……? というロジカルハゲ否定には唸ってしまった。俺は願わくばシシガシラには売れてほしいんだけど、売れる前に変なバラエティに出てハゲを消費されるようなことだけはなかったらいいな、と思っている。(千鳥にハマっているのは幸いかもしれない)

随時更新予定。