2026/03/16~2026/03/23

R-1を見た。今年の優勝は今井らいぱち。真輝志が若干厳しめの評価を受けたかな、と個人的には感じたが、割と準決勝の時の評判通りの決勝だったように思う。個人的には、今年は歴代でも一番良い決勝だったように思う。元々M-1の後を追って始まった番組であるため、どうしても近年どんどん(よいか悪いかは別として)格式高くなっているM-1と比較され、賞レースらしくない緩さ、バラエティ感で割引きされて見られていた大会ではあったが、ここ数年のセルフプロデュースにより、現在の注目度は別としても、一端の全国規模の賞レースとしては、他の賞レースにも全く見劣りしないクオリティになったと思う。

本当に一人3票で審査員が各芸人に票を入れるシステムや、お茶の間票などをすべて廃止して、ピン芸人の中でも今の若手に尊敬されている人に得点で審査してもらう形式にしてくれてよかったと思う。Twitterのアンケート機能を使ってお茶の間票の票数を決めていた時代に、Twitterのアンケート機能の締め切り時間じゃなくて、一定時間経った状態でMCの霜降り明星の粗品がツイートのスクショを取って、その時点での投票割合で票数を決めていたやつ、本当に全国規模の賞レースとしてありえなさ過ぎたもんな。

ツイートでも言っていたけど、R-1の良いところは漫才と比較して、地上波の大きな番組とかで披露する場が少ないこともあり、数年前の準決勝とかでやっていた勝負ネタがうまい感じに隠れているので、2本目で完全にブラッシュアップされた状態で披露されることである。今回の上位勢でも、今井らいぱちの2本目、お抹茶の1、2本目は過去の準決勝で披露されており、その時からブラッシュアップもされていたため、志向の勝負ネタになっていて感動すらあった。

願わくば、お抹茶のかりんとうの車が、お抹茶のキャラが受け入れられた今年に、満を持して2本目で披露されていたらな、と思った。かりんとうの車は、2年前のR-1グランプリ2024で披露され、最下位に沈んだネタであるが、正直今まで見た中で一番パフォーマンスの悪いかりんとうの車だったし、本当にリハをしたのか? と思うくらい音声のマスタリングが終わっていて、お抹茶がしゃべらずに録音の音声で進むコントだったので、何が起こっているかわからずにネタが終わってしまった、みたいな人もいたと思う、それくらいあの時のかりんとうの車は「もったいないネタ」だった。それがもし今年披露できていれば、そう思わせざるを得ない今年のM-1グランプリであった。